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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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勇者の定義 29

全てに絶望したように、マオは声もあげずに静かに泣きだした。


「……」


チヒロはマオの舌から手を離し、太刀を逆手に構えた。


「苦しいでしょ?その苦しみから解き放ってあげる。

だから、抵抗はするんじゃない」


「…………ドウ、シテ……」


「ん?」


「コロされ、なきゃいけなかったの……?」


「そんなの、アンタが世界の仇敵(魔王の血統)だからに決まってる」


そうして、チヒロはマオを貫いた。


チヒロのせめての手向(たむ)けとして、魔王?ごと、同時に貫いかれていた。


「……ナニが……駄目だったの……オ父さん……」


それに答えられる者はここにいない。


だが、チヒロは口を答えた。


「……アンタが魔王の娘として生まれたこと…………アンタにとっても、魔王にとってもね」


マオはただ、虚空を見つめていた。


チヒロの言葉がマオに届いていたかはわからない。


ただ、マオは最後に声を絞り出した。


「…………ゴメンね、オ父さん……」


その言葉の真意をチヒロが知ることはない。


もちろん、マオ以外の他の誰にも……

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