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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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勇者の定義 24

「…………」


チヒロは息を飲む……まさか、自分が罠にかかったのか、と。だが――


「コノ展開は予想してなかった……ソンナ顔だね」


「…………」


「アナタを倒せるだけの攻撃は繰り出せない……デモ、アナタ自身は?」


「…………」


「ソウ、そんな技を出してくるのを、待っていた。

シンゾウを潰されても平気だとしても、跡形もなく消し飛んだら?」


「…………」


「キュウシュウしたエネルギーをアナタに向けて、放てばそうなるはず」


「…………」


「ワカッタ?ジブンが一番、ずる賢いなんてのは、最も傲慢で、最も愚かだよ」


「…………」


「……ナニカ言ったら、ドウなの?」


チヒロはすぐに反応出来なかった。


マオの話をほとんど聞いていなかったのだ。


御託(ごたく)は終わり?」


「……!」


マオは憎らしげに顔を歪ます。


「そんな話聞いたところで仕方ないでしょ?

アンタはワタシを殺すんだろうし、何かを反省したり、学ぶ意味なんてない」


「あ、アナタは……!」


「憤りでも、憎しみでも、ぶつけたいなら勝手にすればいい。聞くつもりはないけど」

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