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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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勇者の定義 21

マオは大きく目を見開いていた。


そして、震える声を絞り出した。


「お、オ父さん……!キテくれだんだ!」


それを見て、チヒロは舌を打つ。


「……馬鹿なことを言う。アレが父親(そんなもの)に見えるのか」


チヒロが悪態をに呼応するように、魔王?の目が光った。


「!」


チヒロは身構えた。


しかし、魔王?はチヒロではなく、マオに飛びかかった。


「なにを……!?」


理性ない怪物と化した魔王?が娘に、マオに襲いかかる……ように見えたが、その実は違う。


際限なくマオに襲いかかる斬撃を、魔王?は()()()()()


「ア……!」


強引に標的を自分に切り替えた魔王?は身を守ることもなく、無防備に斬り刻まれる。


「コイツ……」


魔王?の目的は明らかだ。


自身を犠牲にしてでもマオを助けようとしている。


確かにチヒロが前述した技の性質上、身代わりに自分が死ぬ覚悟があるのなら、

技に捕まった者を救うことが出来る……


故に、魔王?は”変わりに死ぬこと”でマオを助けたのだ。


もっとも、彼にその意思があったかどうかは定かではないが……

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