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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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勇者の定義 20

「うん?」


マオの視線が自分から外れていると感じたチヒロはその視線の先……斜め後ろに振り向いた。


そして、確かに、()()はそこにいた。


「……は?」


そこにいたのは魔王……チヒロが先程殺したはずの、だ。


「……いやいや、アンタなにやってんの?生きてちゃ駄目だって、

また、殺されにきたの?」


チヒロは混乱しながら、太刀の切っ先を向ける。


一見、冷静な態度を取るチヒロだったが、内心は混乱していた。


復活?蘇生?


いや、あんな風に粉々になって、そんなことがあり得るものか。


なら、()()は――


「――別個体、か」


魔王と思わしきそれはぐぐ、と首をチヒロに向けた。


まるで、昔みたパニック映画のゾンビのようだとチヒロは思った。


「なら……そんな死人(しびと)は地獄にでも、『次元斬(かえれ)』!」


ぼとっと、魔王?の首が落ちる。


チヒロは切り捨てたあと、確認のために向き直る。


すると、断絶したはずの魔王?の首と近くに倒れていた胴体が、

ずずず……と(うごめ)きながら、ひっついた。


「……本当にゾンビじゃないか」


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