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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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勇者の定義 18

「今さら、逃げようなんて……もう、遅いのさ!」


チヒロは大きく、太刀を振りかぶる。


「『風刃(堕ちろ)断山閃(虫ケラが)』!」


詠唱(コード)の何もかもがむちゃくちゃだ。


それでも、それは発動し、飛ぶ斬撃となってマオに襲いかかった。


「!」


マオは咄嗟に横回転して、その斬撃を避けた。


「『次元層(逃げられると)を接続(思うな)』」


その回避先に現れる刃。


悪魔的な二段構え――


「!!」


それをマオはなんとか、急制動、ブレーキを掛け、ギリギリで止まることで、貫かれることを逃れた。


しかし――


「あーあ、止まっちゃったね」


「……エ?」


避けたはずの斬撃が、マオの右翼を断ち切った。


「ウワぁっ!?」


バランスを崩し、落下するマオ……しかし、それさえも許されない。


斬撃は再び戻り、マオの身体を斬る。


そして、再び回転し、進行方向をマオへ……執拗に彼女の身体を刻んでいった。


「!?!????!」


「駄ぁ目なんだよ、止まっちゃったらさ。

それは、発動したら、全てのエネルギーを使い果たすか、

ワタシが止めるまで、アンタの身を切り刻む技なんだよ。

だから、もう、アンタはミンチになるしかない」

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