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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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勇者の定義 15

火力が違うこと自体は見ればわかる。


しかし、違うと言っても、その質、密度がより高いところにある。


それは技そのものによるものという訳ではなく――


「……なんだ?急に強くなったって?」


「……」


マオはチヒロを睨むように見つめる――


「魔王と力を合わせた時もこんな魔力ではなかった。

怒りでパワーアップした?それともその恰好がパワーアップ形態だって言うの?」


「……アナタには、わからないよ」


「……」


挑発とも言えないような挑発。


しかし、それは確実にチヒロを苛立たせた。


「そうかい、なら――」


「ダカラ、教えてアゲる」


マオは自身の胸元で何かを掴むように握りこぶしを作った。


「コウいう、コトだっ!」


マオを燃え上がるようなオーラが包む。


そのオーラが変容していく……その形は――


「……魔王、だって?」


そこで、チヒロの苛立ちはピークに達した。


「ふざけるんじゃないっ!親子で力を合わした時だって、こんな力はなかった!

”それ”が死んで、どうして、そうなる!?」

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