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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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勇者の定義 11

「はは!笑わせないでよ!」


チヒロはそう叫ぶと同時にビームを薙ぎ払った。


魔王親子が用意していたビーム……その弾は全て尽きた。


すると、チヒロはあろうことか、太刀を槍投げのようにブン投げた。


「オ父さん!」


「ヌぅ……!」


予想外の行動だったが、魔王は咄嗟に避けれた。


太刀は親子の間を通過する――


「『次元層(ディメンション)()接続(コネクト)』」


――かに思えた太刀は魔王の腹部の前に現れ、その身を貫いた。


「ぐぁぁああああアアアッ!?」


「お、オ父さん!?」


魔王はその場に崩れ落ちた。


それを見て、チヒロは吐き捨てるように呟いた。


「魔王と言っても、この程度か……」


チヒロは普段と変わらないように魔王の元へ歩を進める。


魔王にはそれが、死神の行進に見えただろう。


「ま、マオ、逃げロ……」


「ふざけてんの?」


チヒロは目でマオをけん制しながら、太刀の柄を掴んだ。


「自分から首を突っ込んだくせに、状況が悪くなったからって逃げられると思うな」


チヒロはマオを睨む。


マオは身体がすくんで動くことが出来なかった。

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