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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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勇者の定義 7

「『次元(ディメンション)――』」


剣を振り下ろせば、全てが終わる――はずだった。


「ヤメてっ!」


重力が反転したように、太刀が跳ね返させられる――


「!?」

「ナ!?」


驚きはチヒロと魔王、両方にもあった。


二人の間に、幼い少女が現れたのだから――


チヒロは咄嗟に反発を利用し、後方へ飛び退く。


「ち――やけに都合のいい話だと思ったら!」


「ま、待テ!この子は関係なイ!!騙すつもりもなイ!!」


魔王は必死に呼び止めるが、チヒロは聞く耳を持たない。


「『閃沙・突貫』!」


少女ごと魔王を貫かんと突っ込む。


「『ラスタ・カメリカ』」


それを少女は魔法の障壁で真っ向から受け止めた。


食い止められた刃を見て、チヒロは確信した。


幼い少女と侮ってはいけない、目の前にいるのは強敵だと。


「やめるんダ、マオ!」


「ドウして?」


「それはこっちの台詞ダ!どうして、出てきたんダ!」


「ソンなの……()()()()が、シンじゃうからに決まってるじゃない!」


()()()()……そう、アンタ、魔王の娘なのね」

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