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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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勇者の定義 5

「フフ……不快、カ。だが、それハお互いさまだろウ?」


「……まぁ、そっちからしても、配下を潰して回るワタシは目障り、か……」


「そういう事サ」


「だけど、殺し合う相手なんだから、それくらいがちょうどいい」


「殺しあウ?誰と誰がだイ?」


「はぁ?」


チヒロは呆れ顔で頭を振った。


「そんなの……」


「キミと(われ)だというなラ、それは誤りダ」


「……!?」


チヒロは訳がわからず、固まった。


「此方にキミと争う意思はなイ。

互いに互いの命を奪おうとするから、殺しあいだろウ?

我にその意思が無くば、殺しあいではあるまイ」


「……本気で言ってんの?」


「無論ダ。

キミが我を滅ぼすのならば、

それは一方的な殺戮……いや、()が同胞にしてきタことを考えるならば、大量虐殺(ジェノサイド)だナ」


「まさか、そう言えば、ワタシが止まると思ってる?

ワタシはアンタを倒さない限りは、安息は訪れない……そんな言葉では、止まる理由にならない」


「あア……そうカ。

いヤ、そんなことは期待していなイ」

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