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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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いい意味でも、悪い意味でも

「確かに、それはそうですね……」


「その歪み……放置しておけば、()()()()()()()()()かわからない」


「っ……!」


ぞくっとした私を見て、ショウ兄さんは苦笑いを浮かべた。


「いや、脅し過ぎたか。

わからないというのは、いい意味でも、悪い意味でもだ。

本当にわからん。だが、楽観視してはいけないのは、確かだろう?」


「え、ええ、その通りですね……」


「それに、だ。

逆に言えば、この歪み、正せば、お前にとってプラスに働くだろうと感じている」


「プラスに、ですか?」


「本来の名前を失っている……逆に言えば、自分自身を封じられているとも取れるだろう?」


「なっ……わ、私が封印を受けてるんですかっ!?」


「無自覚だろうが、その可能性はある。

なら、本来の自分を取り戻せれば、

一緒に封じられていた自分の力に目覚める……そんなこともあるだろう」


「!!」


まさか、だった。


これまでの鍛錬でも、

自分に眠っている力があるかも知れない、なんて、そんなアプローチをしたことはなかった。


「お前はまだまだのびしろがあるということでもある。

そういう意味でも、この事の重要性はわかるだろ?」

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