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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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イビツな私

まずい、ミカ姉さんのことは話せない……


いや、ショウ兄さんのことを信用するなら話せないわけでは……でも、ミカ姉さんとの約束は……


「まぁ、別にそれはいい」


「え……」


「誰しも話せないことを抱えているものだ。それを無理に聞きだすつもりはない」


「ショウ、兄さん……」


「だから、それはいい。問題は、お前が『ギンギ』に向かおうという気持ちが薄いことだ」


「気持ちが薄いなんて、そんなことは……」


「都合が悪ければ、避けようと考えているだろう?」


「……っ」


それは、そうかも知れない。


「もう少し、自分自身のことを考えろ。

自分の本当の名前がわからないなんて大事(おおごと)だぞ」


「そう、ですね……」


確かにそうだ。


もちろん、衝撃的な事実だ。


でも、現状不都合を感じていない。


名前は”クリシュナ”でも愛称の”クリス”でも事足りている。


優先順位をつけると、どうしても下位になってしまっていた。


「……現状に問題があろうとなかろうとそれは関係ない。

通常あり得ない出来事……(ゆが)みが出来ていることが問題なんだ」

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