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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
787/1085

風が巻き起こした結果

――――――



「で、出来……た……?」


私自身、自分がやったことが信じられなかった。


あれだけ制御にてこずった『ショット・マグナム』……それを自分が扱いやすいようにとは言え、

アレンジを加えて放った。


そして、それが、ショウ兄さんを穿(うが)ったなんて……


だが、事実を受け止めようが受け止めまいが、強風はいずれ収束する。


全てを吐き出した『ジャイロ・ショット・マグナム』……略して『ジャイロ・マグナム』は消え、

ずるり、とショウ兄さんはその残光から零れ落ちるように這い出た。


「!」


「っ……」


ショウ兄さんは辛うじて、足から着地する。


しかし、すぐに力を失ったようにその場にしゃがみ込んだ。


「ショウ……兄さん……」


私は何に期待し、何を心配しているのだろうか。


全ての様子を伺うように声を掛ける。


「…………ふ、ふふ。そう、だ。それで、いい」


「え……」


「3分も回ったか……リミットだな」


ぐらり、とショウ兄さんは倒れそうになりながら、私を指差した。


「クリス、お前の勝ちだよ」

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