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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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防戦では勝てない

「……はぁ……はぁ」


ショウ兄さんの言葉の意味……今は余計な思考は必要ない、再集中するんだ。


「もう余計な時間はないだろう。おれを、超えてみろ……!」


来る――!


真っ直ぐ、突っ込んで――あえて、私の背後まで回り込もうとする。


させない、見えているのなら、対処のしようはある。


「気功波っ!」


「!」


攻撃であらかじめ、進路を塞ぐ。


そのまま突っ切られれば、どうしようもない。


だけど、この高速軌道の中、私の事情まで推察できるものでもない。


攻撃が来ていて、避けないほうが異常だ。


ショウ兄さんは、大回りで逃げる。


それを視界にとらえたままだ――でも、決め手がない。


時間が来るより先にこちらがボロを出さない保証はない。


このまま時間切れというのも決着とは言えないだろう。


なら、ショウ兄さんを倒さなければ――


今の私は徒手空拳――『マグナムナックル』をどこかで当てることが出来れば――――


――それは不可能だ。


そもそものスピードが違う。


相手の攻撃を防ぐのと、こちらの攻撃を当てるのでは勝手が違う。


なら――


なら、どうすればいい?

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