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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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利なき不利

そんな私に構わず、ショウ兄さんは言葉を続ける。


「お前が対処に手間取っていた、この動き……」


”スライド”した――まさか、この動きの種明かしをするというのか?


「『シャドースウェー』と言う。その名にあるように、キモは影にある」


「……」


呆気にとられた。


もちろん、私にとっては有利に働くことだ。


でも……だからこそ、ここで種明かしする意味がわからない。


「自身の影の分、後退する特殊な技法だ。故に発動条件は影だ」


全て明かしてくれるのならば、それこそ、決着がついてからでもいいはずだ。


「だが、自身の影と他の影が重なった際、その境界はどうなる?

この場においてはなくなるんだ」


理解出来ない――いや、それでも可能性があるとすれば――


「故に前後左右に上下……方向の制限はなくなる。そう、この路地裏では、な」


――シュウ兄さんはまだ、ハンデが足りないと思っているのか。


「移動距離の限界は変わらないがな。だから、発動後に詰められた際は、同じ方法は取れなかった」


そんなの――納得いかない。


「そう、連続使用も無理だ。

だから、移動限界と連続使用不可なのが、弱点というところか」

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