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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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動ける限り……

「…………」


「そう、だから、それはお前の力であり、強みだ」


「――え」


「教わった技を他と掛け合わせたりして、改良すること――

それを戦いの中で出来る」


「!」


「先程の、踊るような剣の流れで、『偽・無形の型』だったか?

これまでもそうだったんだろう?」


確かに、他にも『ソードマグナム』とかは戦いの中で思い付き、

編み出した技だ。


「……あるんじゃないか?まだ引き出しが」


「え――あ、いや――」


「まだ、繰り出していない――思いついていない技が、

お前の引き出しの中で眠っているんじゃないか?」


「――!!」


ショウ兄さんは木箱をその場に置いたまま、私の方へ前進する。


「さぁ、これでいい加減最後にしよう。

今からの攻防で、”それ”を引き出し、俺を打ち破ってみろ」


「っ!――そ、そんな手で、まだっ!?」


ショウ兄さんは左手をひらひらと振った。


「ああ、確かにこの手はまともに使えないな。

だから、木箱を抱えることをやめて、ここでケリをつけることにした」

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