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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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読み

なら、私がすべきことはなにか?


それは、ショウ兄さんが()()()()()()()()()()”答え”を示すことだろう。


「……」


必死にショウ兄さんの速度に喰らいつく、それはそれとして、無理に攻め込む必要もない。


速度(スピード)さえ、ついていけば、私が有利な状況なのだ。


私から仕掛けて、その有利を崩す必要はない。


「ん……」


ショウ兄さんのスピードが遅くなる。


勿論、それでも仕掛ける必要はない。


私から仕掛ければ、ナイフを奪い返される可能性から、あらゆる不利を(こうむ)る可能性がある。


だから、ここで狙うのはショウ兄さんから仕掛けてきたところの、カウンターなのだ。


それが、私が出した”答え”だった。


「……なるほど、そうくるか」


「……」


問題はショウ兄さんが乗ってくれるか。


逃げに徹されてはどうしようもない。


振り切られるか、ついていけても我慢比べになるかだけど――


「いいだろう、付き合ってやるさ」


この場において、ショウ兄さんは負けたがってるのだ。


当然、逃げ切り勝ちなんて選ばないのは見えていた。

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