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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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2wayshot

「いい反応だ……とは言え、攻撃自体を見切っていた訳ではないな」


「……」


会話にリソースを割けない。


目の前……いや、周囲のことに全神経で気を張っていないと対処出来ない。


「……隙はない、な。だが……」


ショウ兄さんはくるくると自身のナイフを手元で回し、遊ばせる。


「いくぞ」


私は身構えた。


すると、ショウ兄さんは空高くナイフを放った。


「!」


投げたナイフを見る――見て、しまった。


「あ――ぐっ!!」


咄嗟に腕で身を守るように自身を抱く。


ガードした腕に蹴りがぶつかった。


吹っ飛ぶものの、土煙を上げながら、後退するだけに済む。


「く……!」


ナイフで意識を無理矢理反らされた。


だけど、なんとか、ガードは――


「それでいいのか?」


「え――」


意識の外、天から、ナイフの刃が私の左肩へ突き刺さった。


「ああっ!?」


「二段構えだよ。

どちらを選んでも視界の内と外から攻撃が来る……先程のように大きく動いた方がよかったな」


私は崩れ落ちる――



――――その中で、肩に刺さったナイフを掴んだ。

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