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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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意識の差

「大道芸だよ、こんなものは」


「え」


「ミスディレクション……手品によくある種だ。

種明かししてしまうと、お前の意識が向いていない隙をついているに過ぎない」


「あ――」


あ、ああ、そうなのか――


突破口がないかと、思考を巡らせながら、戦っていた。


だけど、それが逆に悪手。


注意力散漫とは言わないけど、ショウ兄さんからしたら、隙を自ら作っていたようなものだ。


思考を内に向けてる隙間を狙い打たれていた……そんな実感がある。


「……手品と言えど、ショウ兄さんのスピードで行われては、知覚も認識も出来ない――

だから、私は何度も……」


「出来ない?出来な()()()、だろ?」


「え……」


「種明かしをしたんだ……対処出来ないとは言わないよな?」


「そ――!!」


何かを言う、其れより前に私は反応していた。


なりふり構わず、大きく後退。


全てではないけど、自身に向けられる大多数の攻撃はそれで対処できる。


現にショウ兄さんが振り抜いたナイフは空を切っていた。

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