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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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かくも予測は裏切られる

「はぁっ!!」


気合いを入れて跳ぶ。


有効打は見つけられたとは言え、追いつけなければ、話にならない。


全速力で、壁を蹴りながらも、リズムは意識し――斬りかかる。


「てりゃあっ!」


「……ふ」


と、”()()()()”で避けられてしまった――空中で、だ。


「あっ!?」


ショウ兄さんは方向転換をしながら、私と反対側の壁を蹴る。


「どうした、()()()()()()()()()?」


ショウ兄さんはまるで、笑いを堪えるように言う。


やられた――いや、やられた……のだろうか?


「出来る事をあえてしなかっただけだ。そんなこともあるだろ」


空中での”スライド”を私の勘違いを誘うために隠していたのか、

あるいはそもそも、手加減して使っていなかったのか……どちらの意図があったのかはわからない。


ただ、これで私の想定は大分厳しくなった。


壁を蹴り、斬りかかる。


当たらない。


また、壁を蹴り、斬りかかる。


避けられる。


再度、壁を蹴り、斬りかかる。


躱される――


テンポはリズムは乗ったままだ。


でも、空中戦で、一回一回壁を蹴る以上、連続攻撃へと繋げられない。


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