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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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攻め続ける

「はっ!」


斬りかかる。


やはりというべきか、”スライド”で避けられる。


その先へ追撃。


避けられる。


さらに追撃。


避ける。


追撃、避ける、追撃、避ける……




気付いたことがある。


リズムに乗り続ける限り、攻め手が止まることがない。


「……ふっ」


と、ショウ兄さんは剣をナイフで受け流した。


体勢は崩されない。


テンポを守ることを意識することで、流されても、次撃へ切り替える流れで、体勢を戻すことが出来る。


加えて、今のショウ兄さんはあえて、ナイフで受けたのではなく、必要に迫られてだと感じた。


”スライド”を続けることで、その連続使用か距離の限界点が来たのだろう。


つまり、今の状態をキープしている内は”スライド”は使えない。


――なら?


「ふんっ!」


テンポを乱さない程度に強く打ち込む。


「と……」


ショウ兄さんが後退気味に受ける。


ナイフと剣ではリーチ・強度を考えれば、打ち合うこと自体がナイフ側に不利だ。


それをショウ兄さんの技量でこなされてはいるものの、

ナイフ自体を破壊されないために、衝撃を逃がす必要がある。


――――それで、私の理想通りの距離になった。

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