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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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踊りの本質

「そもそも、、踊りというのはそんな風にテンポを変えるものなのか?」


「……え?」


「本来、決まったテンポ、リズムを刻むものじゃなかったか?」


「そ、それは……」


そうだとは思う。


ただ、無理にでもテンポを変えないと――


「そうやって、変調しないといけないものか?」


「……へ?」


「相手を惑わずこと、それに囚われすぎていないか?

その剣本来のポテンシャルを見ているのか?」


「……!」


確かに、この技に決まった役割をはめ込んだままにして、精査していなかったかも知れない。


この剣の全てを見ていない。


なら、そこに何かあるのではないか、ショウ兄さんはそう言っているようだった。


「……」


短く息を吐く。


緊張のせいだろうか。


さっきから、何かをしようとする度に呼吸を意識してしまう。


みんなから、踊りを教えてもらった時を思い出す。


その時に最初に覚えた基本のステップを踏む。


変調はしない。


愚直に同じリズム、テンポを刻むことを意識する。


その先に何かがあることを信じて――私はショウ兄さんに仕掛けていった。

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