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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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出来ていない宿題

「っっっ!」


必中であったはずの技が避けられた。


で、あるなら、最早私にはショウ兄さんを捉えることは不可能ではないのか……


…………いや、それでも、ショウ兄さんは”スライド”にバク転という大きなアクションを加えた。


それはつまり、それだけ大きく動かないと避けるのが困難だったということではある……


「いい技だな。だが、不完全だ」


「……はい」


そんなことは今さらだ。


ラン兄さんから、『宿題』を出されてから今、この時まで、未だに答えをだせていない。


そもそも、いい技も何も元はラン兄さんの技。


それを不完全に使ってる私に褒められる箇所はない。


だけど、それでも、唯一ショウ兄さんが大きく避けた技だ。


「……次は、次こそは!」


息を吐きだし、剣を構え直す。


「やめておけ」


「!」


「二度目はより通じない。その完成度では、な」


「……」


ショウ兄さんの言葉の通りだ。


それでも、他に通じる可能性のある技があるのか……


「……やってみなければ、わかりません」


もし、今ここから……完成度を高められるのなら……

……むしろ、それくらいしかないのでは、ないか?

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