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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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想像の拙さ

ショウ兄さんは壁に足を引っかけて、水が降り注ぐ、私を含む下を眺めていた。


「お、上手くいったな」


そう言うとショウ兄さんは、水が全て降ったのを確認すると、私の前に降りた。


「まったく……滅多に使わない魔法なんて使わせるなよ。

と……そう言えば、魔法は縛りに入れてなかったよな?」


『インフェルノ』は高位の火魔法だ。


普段使用してないのに、すぐに出せる辺り、魔法適正がありながら、あえて使っていなかったということだ。


「あんなもの、置いたままにしておく訳にはいかないだろ」


「……!」


「氷なら、自然に溶けるだろと考えたかも知れないが、それまで不必要に壁に負担を掛けるんだし、

溶けかた次第で、氷の塊が通行人の上に落ちるぞ」


「うっ……」


確かに私が考え足らずだった。


後になれば、処理をしないと、と考えたかも知れないけど、少なくとも今の私にその発想はなかった。


濡れ鼠のまま、私は立ち上がり、深く頭をさげた。


「ごめんなさい」


「まぁ……わかればいい」

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