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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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基本に立ち返る

「ショウ兄さん……」


「気を抜くなよ?

あくまで、テストだと言ったはずだ」


「……!」


「見込みがないようなら、容赦なく、終わらせるぞ。

全力で来い」


「……元より、です!」


私は剣を構え直した。


「がむしゃらに来るのと全力は違うぞ」


「……」


先程の私がそうだ。


それはわかっている……けど、どうすれば、私のベストが出せる……?


「……おれ達きょうだいの宿命だな」


「え」


「なまじ、実力があるだけだけに、格上との戦いかたがわからない」


「!」


ふぅ……と、ショウ兄さんは息を吐き出す。


「まずは視野を狭めず、普段通り戦ってみろ。

普段から手を抜いているのではなければ、それが、本来の戦い方……自分の中でベストなものだろ?」


「は、はいっ!」


確かにその通りだ。


何を私は考えていたのだろうか。


普段と違うやり方で急に上手くいくのなんて、逆に事故みたいなものだ。


「はぁっ!」


無理に突っ込まず、私の間合いで、ショウ兄さんに向けて剣を振るった。


「……先程よりは断然マシだな」

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