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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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余裕綽々

「くっ……!」


だけど、このまま倒れる訳にはいかない。


ショウ兄さんが倒れた私に追撃をしなかったとしても、

倒れてから起き上がるまでの時間、ショウ兄さんはどこにでも逃げることが出来る。


姿が見えなくなってしまえば、おしまいだ。


「『エアロ』!」


倒れ込む時、人は反射で、腕で頭などを自然と守ろうとする。


その自然の反射で地面に近かった手から、風を起こし、姿勢制御を行った。


「っと」


片手で前転宙返りをしたような形で、私は着地した。


これで、多少でもロスを少なく出来――


「ふむ」


予想に反し、ショウ兄さんは腕を組んで、私を見ていた。


ましてや、目的のお金の入った箱は地面に置き、

辛うじて、足を添えることでそれが彼の所有物である体を保っていた。


「な……!」


「目的が”こいつ”なのはそうなんだろうがね……

ひとまずは、そのものを狙わずに、おれの身体全体のどこでも当てるつもりがいいぞ。

馬鹿正直に箱を狙っては動きがバレバレだ」


ショウ兄さんはあろうことか、アドバイスまでしてきていた。

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