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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
729/1085

激励

「そうですか。それはそれで初めから勝つつもりのようですが」


「それは――――いや、よそう。これ以上は無駄話だ。

全ては結果が出てから。

それが一番だろう」


「そう、ですね」


私はその前に、と、シンシアさんに声をかけた。


「すみませんが、片付けをお願いします」


今のアームレスリングをどうする以前に、ショウ兄さんに勝たない限り、私達の旅は終わりだ。


そんな中で、一人この場で待ってもらう訳にはいかないし、

勝負内容を考えれば、街を縦横無尽に駆け回ることを想定すると、見守ってもらうことも出来ない。


「……宿で、待っていてください」


宿代くらいは残しているのだろうか……いや、今は負けた時を考えるのをよそう。


そんな中をシンシアさんが意を決したように口を開いた。


「その……こんなことを言っても、プレッシャーになるだけかもしれませんが、

それでも言わせてください。

私はクリシュナさんを信じています。

あなたに全てを賭けます」


「…………はい!期待に応えられるよう、全力を尽くします」


それが精いっぱい。


勝利を約束することなんて出来るはずがなかった。

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