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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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必要、不必要

「アル兄さんを探す旅をしてるんです!

そのお金は旅のための資金なんです!」


「……」


「だから――」


()()()()()()?」


背筋をつたって流れたものが、身体の芯から冷やす――


「え――」


どうしてだろう。


何故、私は否定できない――?


「自覚はなくとも、心当たりはあるようだな」


「あ――いや、私、は――」


「本当に、そうなら、()()()()()()()()()()()だろ?」


心臓が、早くなる――


呼吸が荒くなる、動悸が――


「わかるだろう?元々、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()んだ」


そうだ。


そもそも、私は――


「お前の力なら、本当に必要最低限の金だけでよかった。

お前の足なら、馬車もいらない。

海も泳いでこれた。

食糧だって、自力で調達できるし、

キャンプセットか、最悪何もなくとも、夜を超すことが出来た。

()()()()()()()()()()()()()()()んだ」


「っ……」


「それでも、要る理由はなんだ?

わかるだろう?

”余計なもの”を背負いこんだからだ」


「よ、余計なものなんかじゃないですっ!」

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