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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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正論という暴力

「プライド、ですか……開き直ってると、思ってもらっても結構ですが、

私にそんなものありませんし、貴族が重んじるプライドなんて、下らないと思っています」


それは吐き捨てるような、シンシアさんの本音だった。


「……」


ショウ兄さんは、そんなシンシアさんを値踏みするかのように、

口元に手を当てて、少し見下ろすように、視線を送る。


シンシアさんは、それに対抗するように、キッと眼光を強めた。


が――


「ふはっ」


その様子を見て、ショウ兄さんは笑った。


「はははは!」


「な、何がおかしいんです?!」


「あ、いや、失礼、馬鹿にするつもりはありません。

ですが――ーええ、本音を言ってもらって大変結構なんですが、それで、事態は変わりませんよ」


「っ」


「あなたの覚悟がどうであれ、契約は契約、勝負は勝負です。

まさか、負けるとは思ってなかったなんて、言いませんよね、

自分は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だけですよ?」


「!!」


シンシアさんは反論出来ずに俯いた。

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