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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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hardruckは突然に

そう言ってくれることは、ありがたい。


だけど……そう。


”急がば回れ”なんて言葉があるように、事を早く進めすぎると、

イレギュラーなことの対応が遅れたりするものだ。


そう、それは完全に想定外だったのだ。


「……と、誰か来ましたわ」


会話をやめて、来た人物を見る。


「へぇ、アームレスリングか」


「!?」


その人物に私は硬直してしまった。


「お兄さん、どう?チャレンジしてみない?」


そんな私の様子に気づかずに通常通りに声をかけてしまった。


まずい、非常時に合図を送る手段を考えていなかった。


慢心していた、それが全ての原因。


いや、今はそんなことはどうでもいい。


こうなれば、声を出してでも、止めなければ。


「……待っ」


「千ルドーか、なら、試しに」


と、()は、箱にお札を入れてしまった。


「!!」


そして、彼は私の目の前に座った。


「……そんな顔をするなよ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」


気づかれてる!?


なら、恥も外聞もない。


こんな勝負、やめてしまえば――


「参加料は払ったんだ。契約という意味ではもう既に結ばれた後だ」


「っ!」

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