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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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詐欺ではなく商売

適度に疲れている振りをしながら、なんとか勝った振りをした。


それで、男は何度もチャレンジをし……手持ちのお金を使い果たしてトボトボと帰っていった。


「……さっきの人、典型的なギャンブルで破滅する人間でしたね」


「なんだか、心苦しいです。騙してるみたいで……」


「……商売には、そういう側面もありますわ。

交渉だって、相手から、より多くのお金を得るために、するものです。

その際に相手の無知を利用するのも、ダーティーであっても有効な手ですわ。

商売とは……資本主義はそういうものだと思っています」


「私が清廉潔白な人間だとは言いませんけど……」


「いえ……クリシュナさんは清廉潔白ですわ。それを私が引き込んだのです」


「そんな……」


「クリシュナさんに嫌なことをさせているのは重々承知してますわ。

その上で、もう少し堪えて下さい。今日中に終わらせますから」


シンシアさんの目には悲痛な色が映っていた。


「そんな……最後まで、付き合いますよ。それが約束です。

だから、そんなに気にしないで下さい」


「……ええ。でも、なるべく早く終わる努力はしますわ」

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