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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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男の悲劇

と、いう訳でそれなりに拮抗しているふりをしないといけない。


「……」


「じゃあ、準備はいいかな!?」


「いつでも大丈夫だ」


机の上で挑戦者の大男と手を組む。


さて、拮抗といってもどうしたものか……


「レディー・ファイト!」


その掛け声、久々に聞いた気がす――


「ふんっ!!」



べきぃっ!!と音が聞こえた。



「あ」


しまった、やってしまった。



「あぎゃあああああっ!!腕がぁああああっ!!」


大男が地面を転げまわる。



要はこういう話だ。


考えごとをしていた私は、腕を組んだまま動かさず、固定するような形になった。


そこに大男が力をいれて固定した私の腕を押し込んだことで、

大男の腕の骨を自身の力で折ってしまったのだ。


「……」


完全に油断していた。


力を受け流せば、こんなことにはならなかったのだろうけど……

……と、どうしようと隣のシンシアさんの顔色を伺う。


「えぇ……」


シンシアさんは血の気が引いていた。


だけど、この状況はどうにかしないといけない。

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