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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第13章 覚醒する少女
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前振り

聖水と言っているが、要は消毒液だ。


といっても、私が聖魔法によるお清めを施した特別性。


ニュアンスとしては聖水でも間違いない。


ただ、発案はシンシアさんで”誰がどこで何を触ったか、なんてわかりませんから”とのことだ。


「お互いにこれに手をつけて清めてね。

毒手とか、そういう手を防ぐ意味でもね」


毒手……手に毒魔法を纏った技や、手そのものを毒漬けにして、触った相手を弱らせることを言う。


「あん?これこそ、毒や痺れ薬を入れてんじゃねぇよな?」


「アンタ、でっかい図体して疑り深いねぇ」


「ほっとけ」


「じゃあ、グリース、先に」


言われた通りに、桶に手を5秒程浸した。


私が手を引き上げると、シンシアさんは大男に再度桶を差し出した。


「ほら、先に使ったよ」


「ちっ、これでいいんだろ」


大男は面倒くさそうに手をばちゃんと聖水につけた。


「あっ、そんな乱雑にしてこぼれたらどうするのさ!」


「ふん、この一回で終わっちまうんだから、いいだろ?」


なんという前振り(フラグ)


とは言え、私にはその振りをすぐには回収出来ない理由があった。

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