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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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後ろ暗い者たちの行く末

ロアン達、降伏したマフィアは約束通りと言うべきか、集落から姿を消した。


どの道、彼らにはそうする他ないだろう。


どんな形であれ、組織を裏切り、薬物工場を失うというのは失態に他ならない。


抵抗したが、殺されたという図式にしておくことが、彼らにとって一番安全な選択だ。


別人として生きていくことになるのだろうけど、

それでも、”粛清”されるよりはマシだろう。


彼らがこれからどうなるかは、結局彼ら次第だ。


それも、また、これ以上私達に介入の余地はない。


やったことを(かえり)みれば、幸福を祈ることはないけど、

彼らにも彼らなりの事情があったのだと考えれば、不幸を願うということもない。


特にアミテさん殺しも、偶然ながら、アミテさんが復活したことによあり、

なかったことには出来ないが、情状酌量の余地は生まれたと思う。


彼らを追い詰める意味はないと思える程度には。


故に”約束”を破る必要もない。


そう思い、私は自分を納得させた。




そして、あの夜から三日が過ぎた――

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