表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
690/1085

親子のこれから

「……おかえり、お母さん」


「……ただいま、アニス」


アミテさんの場合、アンデッド化は引き金だ。


先祖返りによって蘇生したことは、アンデッド化が解けたことで、元に戻るということはない。


半モンスター化したとはいえ、それは奇跡の生還だと言えた。



今後、二人と集落の人々の関係がどうなっていくかまではわからない。


そもそも、集落の日常から『アンデッド』がなくなったことで、正常化するのか、

或るいは崩壊してしまうのか、

それは私にはわからないことだ。


そもそも、冷たい言い分だが、集落の人達が今後どうなるかまでは気にしていられない。


正常化するなら、それでよし。


崩壊したとしても……元の幻覚剤が蔓延(はびこ)っているよりはマシだし、


そもそも、そこまで面倒を見るつもりもない。


ただ、恐らくは集落の人々は唯一の薬師だったアミテさんの忠告を、

無視したツケを払わされることになるだろう。


アミテさん親子と集落のこれからはその清算が終わってからになるだろう。


私達が出来るのはここまでだ。


親子と集落が今後どうなるかはわからないけど、

子供のこれからは、親が見守る。


アニスはきっと、大丈夫だろう。

アミテさんがいるのだから。


私達は母が不在の短い間ながら、バトンを繋ぐことが出来たと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ