表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第5章 戦い続ける少女
69/1085

強者

この距離ならば、一息で到着する。


それなら、間に合う――そう思っていた。



「うわぁああああっ!!」


だけど、私は到着した時には終わっていた。




「……え?」


野盗達は散り散りに吹き飛び、倒れていた。


そして、襲われていたと思っていた少女は、静かに目を閉じ、佇んでいた。


「あ、あなたは……?」


少女は静かに目を開き、私を見据えた。


少女の恰好は少々奇抜だった。


水夫のような服に丈の短いスカート……その上に茶色の質素な皮のマントを羽織っていた。


抜き身の剣を右手で持ち、剣先は地面を向いていた。


「……」


少女は何も言葉を発さず、こちらをただ見つめたままだった。


何もわからない。


何もわからないと言うのに――


私はただ、それだけで、彼女がかなりの手練れだとわかってしまった。


彼女の瞳には強者が持ち得る威圧感(プレッシャー)があったのだ。


確かに、有象無象の野盗なら、一息でやられただろう。


「ま、待ってください。私は敵対したい訳では……」


戦う意思がないことを見せようと、両手を上げて、一歩前に踏み出した。


「――!」


だが、そのことが逆に彼女を刺激したのか、彼女は私の目の前に迫り――


「!?」


剣を振り下ろした――ところを、鞘から抜ききれていない剣で受け止めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ