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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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不死者の末路

アミテさんやちーちゃんを相手にするよりずっと容易い。


アンデッド化した住民が元に戻れるのかはわからないけど、

加減して戦っても、アミテさんのそれとは強さも難易度も違う。


ましてや、ちーちゃんの時とは雲泥の差だ。


いくらでも、どれだけでも、アニスとアミテさんが話す時間を作ってあげられる。


「『ショート・ライジング』!」


元々、人間の身体なのだから、電撃で痺れさせるのは容易い。


重要な臓器にダメージが行かないように、手足の筋肉を硬直させればいい。


効果は一時的だが、私の魔力燃料なら、一晩中、集落の人間全てにかけ続けることが出来る。


アンデッド化した住民を抑えてさえおけば、この騒ぎ自体は沈静化する。


その間に、対策を考えられる。




――



――――



実を言うなら、その時点で必要なことは全て終わっていた。



不死者(アンデッド)の弱点は太陽光。


夜明けを待ち、アンデッド化した住民に朝の陽ざしを浴びさせれば、アンデッド化した細胞は沈黙する。


そうなれば、元に戻る。


細胞が芯まで冒された手遅れな人間は、死んでしまうが……それは全て、元が死者。


元から死んでいた者は元に戻り、今回の騒ぎで一時的にアンデッド化した者は戻った。


収まるところに収まったというべきだろう。


なら、同じく、死者であったアミテさんはというと――

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