表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
683/1085

当たり前の道徳

「そんなの、決まってるではないですか……」


「え……」


「私達が……仲間内で刃をむけあうなんてあってはならない事ですわ」


「そんなこと……」


わかりきっていることだ。


それでも、意見がぶつかりあう以上……チヒロが剣を抜いた以上、止めるにこちらも剣を抜く必要がある。


「…………」


いや、それは詭弁か。


仲間内で剣を向け合ったことに、変わりはない。


そういう意味ではチヒロは正気を失っていたとしても、私は自分の意思によるものだ。


「……!そうだ、チヒ――」


チヒロは硬直したいた。


視線の先は、シンシアさんの飛び散った血をずっと見つめていた。


「……」


私にも、アミテさんにも襲いかかろうという感じはない。


「――ちーちゃん?」


「……う」


泣きそうな顔だ。


そう思った次の瞬間……


「うぁぁあああああああああああああああああっ!!」


本当にちーちゃんは泣きだしたのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ