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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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逆自動追尾

「『抜刀(モードチェンジ)戦闘特化(バトルモード)』」


チヒロの口から、その言葉を聞いた時、いよいよ他に方法が(どうしようも)ないのだと、理解した。


腰を落とし、深く構える。


”受ける”ための姿勢。


それでも、最初はこちらからは仕掛けない。


「――――」


チヒロは私を見つめる。


その視線に微かな希望を抱くが――


「『閃沙』――」


次の瞬間には打ち砕かれた。


「――『旋風』」


「!」


聞き覚えのない技。


チヒロはその大剣を大きく振り上げた。


私は身構える――より先に風が、刃となり襲いかかる。


仕掛ける前に見えた、そのモーションが既に技の大元。


既に術中。


初見の技、に対処法も分からずに無闇にぶつかるのは避けたい。


亀のように身を固めて防御姿勢を取る。


――が、風は私をすり抜けていく。


「っ!」


しまった。


チヒロの主張は一貫していた。


アミテさんは、倒すべきモンスターだと。


ならば、当然狙いは私ではなく――


「アミテさんっ!」


こうなれば、なりふり構ってはいられない。


私は、アミテさんを守る為に、バックステップで飛び込むように、風の刃に当たりにいった。

このところ、土曜更新の流れになっていましたが、明日は厳しそうなので先になんとか書きました

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