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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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私自身も、忘れかけていた――


いや、存在自体は覚えている。


だけど、その”本来の”存在価値。


意味。



今まさに、貫かんとしている剣と対となる存在を――





静止した刻の中で、私の想いに応えるように、青い光が私を包んだ。


そして、次の瞬間、自ら意思を持ったように、私の胸元からそれは飛び出した。


青い結晶のペンダント――旅立ちの日に母から貰ったものだ。


ある意味では、父の剣とは対となる存在。


しかし、その真意においては未だに発揮はされてこなかった。


少々のダメージなら防ぐと言っていたが、

そもそも、私にそれだけの攻撃を与えれるものは少なく、

与えれる者は少々では済まない以上、多少の軽減も実感としてはあまりなかった。


恩恵は受けていたのだろうけど、それが日の目に見ることはなかった。


今、この瞬間までは――



これは私が発動させたものではない。


母の祈りによる術式だ。


故に私自身の反応速度は関係なく。


ペンダントは私の意思に応え、()()()()()()()()()()()()()ように、動いた――

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