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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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貫通力

重ね合わせた仮称アミテの刃。


それを私の剣先は”差し込まれて”いった。


先程の剣戟との違いは”貫通力”。


気功の『マグナム』と剣技の合わせ技によって、

あがったスピード、強度、破壊力は全てその”貫通力”として、

それまで、受け止められていた刃を突き破った。


あくまで、これは剣による『ソード・マグナム』だから出来たこと。


『マグナムナックル』で斧を突き破った時だって、刃はこちらを向いてはいなかった。


どちらかと言えば、形状の問題だ。


それに、私は自身の拳よりも剣を信じている――


父から譲り受けた剣を信じている。


そして、()()()を開いた時点で、勝負は決していた。


相手の刃先が破れた時点で、そこから先は”貫通力”でこちらが敗れることはない。


中心の太い部分では強度が増すかも知れないが、既に破れた刃の抵抗力がどれほどのものか。


勢いそのままに、私の剣は貫いていく――


「――」


「――」


そう、難なく――


相手の刃を貫いて――


その先の腕も――


胸元へと――



――いや、待て!


そこまで、行ってはまずい!!



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