最大加速の中の焦燥
溜めに溜め、絞りに引き絞った。
弓から、矢を放つように――それを解放した。
「『瞬風・突閃』」
地を蹴る。
それが、第一の加速。
腰を前に振り、身体を前傾姿勢に、それが第二の加速。
そして最後に腕を前に、剣を突き立てる、第三の加速。
その三段階の加速を持って、一直線に相手の胸元へ剣を突き立てる。
溜めの状態が弓を引いている形なら、今この時はまさに一本の矢だ。
溜めに溜めた力を加速につぎ込んだことで、かなりの距離を取った仮称アミテの目の前にまで迫った。
『マグナム』はまだだ。
私はまだ、第二の加速までしか使っていない。
第三の加速の瞬間がインパクトの瞬間だ。
その瞬間最大風速を持って、その刃を打ち砕く。
だから――――
早く。
早く早く速くはやく早く早くハヤクハヤク早く早く早く早く早くはヤく早く速く早く早く速くはやく早く早くハヤクハヤク早く早く早く早く早くはヤく早く速く早く早く速くはやく早く早くハヤクハヤク早く早く早く早く早くはヤく早く速くhaやク早く早く速くはやく早く早くハヤクハヤク早く早く早く早く早くはヤく早く速く早く――
自分の身を守れ!
じゃないと殺してしまうからっ!!




