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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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引き絞る

剣を拳に見立てる……


イメージは剣をも自身の身体と思うこと。


握った柄の部分を大きな間接に見立てて、腕の延長線と見立てる。


気功を纏わせ『マグナムナックル』と同じ手順を踏む。


だけど、『マグナムナックル』は握りこぶしだ。


剣の形は変えられない。


だけど、動作も余り変えたくはない。


そうなると、手刀で突くイメージでいくのが一番ベストか。


「――」


仮称アミテの不穏なものへと察知は鋭い。


後方へ逃げつつも風の刃を弾幕のように放ってくる。


「…………ふぅぅぅぅ」


冷静になるため、深く息を吐く。


大丈夫だ。


距離も、魔法もさしたる問題はない。


剣を握ることにより『マグナム』と剣技を掛け合わせることが出来る。


型は限られるけど……それでも、距離を詰めるのに突きの動作は適している。


「……しっかり、守って下さいね」


不安要素はそれだけだ。


私の”速さ”に相手が反応出来るか。


狙いは真っ直ぐ正面に。


初めて出す技の練度で、左右に開いている刃を狙うのはリスクが大きすぎる。


故に、相手が防御動作をしてくれることを願わなければならない。


「……行きますよ」


私は充分に仮称アミテが距離を取ったところで、

あえて、宣言した。

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