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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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選ばなかった訳がある

『ショット・マグナム』では駄目。


なら、他に手はないのか?


まず、魔法が選択肢から外れる。


私の使う魔法にピンポイントに高火力を叩き込むものはない。


あれば、そもそも不安定な『ショット・マグナム』よりもソレを使っている。


そういう意味では剣技も同じだ。


剣技の本質は剣を当てることに対する比重が大きい。


そうでなくとも、武器を破壊する技というのは基本的にない。


合理的に考えるなら、敵対する相手の武器をどうこうするよりは、先に斬ってしまったほうが早い。


となると、武術――


「……」


私はつばぜり合いの中、仮称アミテの刃を見た。


ピンポイントな火力という意味では、拳や足を多用する武術は相応しい。


それこそ、『ショット・マグナム』が駄目なら、『マグナムナックル』で、と考えることも出来る。


しかし、だ。


仮称アミテの刃を折るには、真正面から拳をぶつけるしかない。


それは正気の沙汰か――


気功等を纏ったところで、刃を折るところまでは拳を押し込まないとならない。


仮にそれでその方法をとったところで、

刃を失っても、拳なりを負傷した私を見て、

本来の目的である戦意を喪失させるというところは達成されないと思う。

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