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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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不慣れな怪物

集落の惨状も気にはなるけど、そこに気をさいていては、アミテさんの対処がおろそかになってしまう。


目の前のことに集中しなければ……


「アミテさん、私は惑わしてなんかいません!話を聞いてください!」


「ウウ……『喋るなぁ!エアスト・バレットォッ!』」


風の刃が散り散りに放出される。



私達を取り囲むように、風の刃が四方八方に散らばる。


「これは……」


すると、仮称アミテが腕を突き出したかと思うと、その拳を握りしめた。


「――『収束!』」


「!」


呼びかけに応じ、散らばった風の刃が私とロアンに向けて、四方八方から襲いかかる。


私単独なら、剣で弾きながら、最小限の動きでやり過ごすことも可能だけど、

ロアンを守りながらだと辛い部分がある。


風の刃の群れを充分に引きつけると私は掌を突き出した。


「『ジャイロ・エアスピット』!」


風魔法は同じ風魔法で相殺することが出来る。


川の流れが大きな流れに尽き従うように、同質の魔法なら、より強い方へと流れるからだ。


そして――


「はっ!」


「――!!」


仮称アミテの刃を剣で受け止める。


魔法を放った隙をついて、仮称アミテが直接仕掛けてくることは読めていた。


やはり、アミテさんは戦い慣れしてるように見えない。


故に行動予測はある程度出来た。

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