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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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誰がための刃

……そうだ。


アミテさんに()()()をさせてはいけないんだ。


「アミテさんっ!アニスを人殺しの子にするんですかっ!?」


「――」


名前を呼んだにも関わらず、仮称アミテの力はむしろ弱まった。


アニスの名に反応したように見えた。


「あなたの恨みはわかります!でも、もう、アニスに危険は及びません!

だから、アニスのためにも矛を納めて下さい!」


「――『わ、私を惑わすな!』」


仮称アミテが刃を振り上げる。


大丈夫、受け止められる――そう、判断したと同時に嫌な()()を感じた。


「え、『エアスト・フィールド』っ!」


咄嗟に展開した風の障壁が仮称アミテが死角から飛ばした風の刃を防いだ。


「――」


心なし、仮称アミテが苛立っているのを感じる。


「アミテさんっ!」


剣を構える。


仮称アミテ自体を力でねじ伏せることは簡単だ。


でも、この戦いの本質は防衛戦だ。


アミテさんが自ら、戦うことを辞めさせなければならない。


ロアンを守りながら、説得する。


根気強く、アニスのことを訴えかける、それしかない……!

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