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仮称

「人間の不死者化だって！？だ……ですけど、コ(・)イ(・)ツ(・)は……」

そう、『蝶』は不死者の要素を持ちつつも、他のモンスターのような姿だ。

その理由はわからない。

わからないけど……この人の”正体”が関係あるのかも知れない。

「……あなた、アミテさんじゃないんですか？」

「！？」

「――――」

『蝶』――仮称アミテは答えない。

変わりにロアンが過剰に反応した。

「あ、アミテですって！？

確かに過剰気味に『アンデッド』は摂取してますけど、確かに死んだのを確認して――」

「それって、心(・)臓(・)が(・)止(・)ま(・)っ(・)た(・)のを確認したということですよね？」

「え、あ、はい……」

「逆にそれ以外の損傷はなく――土葬されていたのなら――

『アンデッド』の過剰摂取により、不死者化したことで、仮死状態になった。

そう考えることは出来ませんか？」

「っ！？！！？！」

「そして、その状態のまま、今の今まで仮死状態の(ねむった)まま……

『アンデッド』を追加で摂取……今回の炎上でしたことで目覚めたんだと思います」