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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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心のままに怒る、という選択

「なんで……っ!」


「子供の内はわかってなくても、いずれ成長するにつれて気付くだろう。

そういう判断だったんです」


「だからって、あんな小さな子を……!」


しかし、だ。


彼らがその行動を起こさなければ、私達が気付くこともなかった。


そういう”巡り”が、アニスを救うことになるのかも知れない…………



「……もうわかりました。結構です」


「え?」


「結局はこんな場所があるから、いけないんです」


「……」


「『アンデッド』なんてものを、生み出すこの拠点がなければ……!」


「それが、あなたの判断なら……自分には反対は出来ません」


短絡的だろうか。


だけど、この『アンデッド』工場がなければ、マフィア達がアニスにこだわる理由はなくなる。


集落の人々は、依存症に苦しむかも知れないけど、

薬物に手を出して良い訳がない。


それが、アニス達親子への仕打ちへの罰だというなら、軽すぎるくらいだ。


ロアンとの約束だって、死んだことにするには、

拠点ごとふっ飛ばしてしまうのが一番都合がいいだろう。


そして、何より……どんな言葉で取り繕ったとしても、

私がこんな場所の存在そのものを許容出来なくなっていた。

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