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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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追い詰められているのは彼らだった。

「……そうですね、結局はあなたが信じるかどうかです」


口を割るのはどうしても、自身の決断でしかない。


手は尽くしたと思う。


その上でロアンがどう判断するかは、ロアン次第でしかない。


「あなたがどう行動するか、その責任はあなたしかとれません」


だから、せめてもの言葉を添えた。


「……せいぜい、後悔しないでくださいね?」


同じように、私が、そしてロアンがどう行動しようと、組織がどう判断するかは組織次第だ。


「……っ」


私はロアンに背を向ける。


こうなれば、私に出来るのは不安を煽ることだけだ。


「あなたが口を割らなかったとしても私は真実を掴んでみせます。

その上で”生きている”あなたを見て、組織がどう判断するか……あなたがどうするか、見ものです」


吐き捨てるようにそう言った。


私に協力しないということは、偽装死体も生まれないということだ。


その上で彼が裏切りをしていないという証明が出来るのか、それはロアン次第だ。


それ以前に、これから私が向かうのは秘密があるであろう、地下だ。


彼らはすでに失態を起こしている。


その上で、組織の報復を逃れる方法なんて、()()()()()しかないはずだ。

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