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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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一人の力

アル兄さんの言葉を思い出す。


選択肢が生じた時点で、全てを救うことは出来ないのだ。


どちらかに天秤を傾ける必要がある。


ミカ姉さんに言われていたことも、脳裏によぎる。


組織に対抗するなら、組織力がなければならない。


私一人がいかに強かろうとも、別々の場所にいる人間……ましてや、所在も詳細もわからない人間を同時に守ることは出来ないし、ずっとそうしていられる訳でもない。


セレナの時ほど向こう見ずに行動も出来ず、スムーズに事が終わる訳もない。


マフィアが関わっていたとわかった時点で、首を突っ込むべきではなかったのか……


「…………ィ」


そこまで考えたところで、私は奥歯を強く噛んだ。


「そんなもの、クソ喰らえ、です……!」


だと、しても、だ。


私が何をしようとしまいと、アニスの境遇は変わらない。


そして、今、アニスを助けられる位置に一番近いのは私なのだ。


だとしたら、アニスを助ける為に動くのは決定事項だ。


それにより生じる被害は……無理矢理でも、食い止めれるよう、どうにかする他ない。


出来ないんじゃない、無理でもなんでもやるんだ……!

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