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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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真実はかくも我らを追い詰める

駄目だ。そんなこと聞いていない。


「考えたことありませんか?自分達のような非合法組織は簡単に裏切られたら困るんです」


聞いていないことを、話さないで欲しい。


「だから、裏切り者には凄惨な報復を……そうすれば、恐怖による統制が出来ます」


余計なことをベラベラと、解っていてもいなくてもタチが悪い。


「拷問されて、殺されるとしても同じなんです。ただ、組織に報復なら、()()()()()()()()()()


そんな言葉を並べられては、私は何も出来ない。


「……なら、あなたのお仲間はどうなんですか?彼らは口を割りましたよ」


「彼らは彼らで、自分は自分です。

組織の”ルール”を理解していないのか、目先の自分の命が大切なのか、はたまた()()()()()()()()のか理由はそれぞれでしょうけど」


「…………」


ロアンの言葉を()()()()()()()()()()()()


そう思い込むだけで済む。


だけど、仮にその言葉が真実だとしたならば……私の行為により、彼らと彼らの”大切な人”は地獄を見るのかも知れない。


私は今、選択肢を迫られていた――

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